芝百年会は、「芝」地域で江戸元禄から大正初期の間に創業し、百年以上、和と洋の家業と文化を継承する老舗が①地域経済の活性化事業、②老舗文化発信事業、③相互交流事業、④共同学術研究を挙げて2016年に創設されました。
令和4(2022)年9月13日、札の辻スクエアの会議室で2022年度(第二回)芝百年会 公開講座が開かれました。
本講座は芝百年会が主催となり年に二回行われる公開講座です。芝のまちの歴史や老舗の話を個々に知る座学の後、 老舗のある周辺の芝地区のまちを歩きます。
座学
まずは、札の辻スクエアの会議室で約50分の座学が行われました。芝百年会発行の『芝百年 暖簾の物語』を元に、おかめ寿司の長谷川様から芝の雑魚場について、東京港酒造若松屋の齊藤様から薩摩藩邸焼き討ち事件跡、勝海舟・西郷隆盛の地跡についてのお話がそれぞれありました。
座学の会場で今年2月に発行された『芝百年 暖簾の物語』を購入することができました。芝に古くから縁のある人によって血肉の通った歴史が語られていて、とても興味深く拝読しました。
お土産
なんと、参加者には大坂家さんの秋色最が配られました。
歩学でお店に寄ることになっているけれど、時間の関係で買い物の時間が取れないからということでした。
そうだとしたって、一番の名物をです。
参加費たった500円なのに😅
歩学
座学があった札の辻スクエアから出て、ぞろぞろと歩きます。
最初の立ち寄り地は秋色庵大坂家さん。左から、若女将、18代目、女将が揃って店前に出てきてくださいました。
三田春日神社では宮司さんに御由緒などを伺いました。
NEC本社ビルにある薩摩藩上屋敷跡、
芝の雑魚場跡を通り、
港区立伝統文化交流館に到着。
2階の交流の間で休憩しつつ、旧見番の歴史を学びます。
その後、若松屋「東京港醸」さんで軽くお買い物タイム。
ゴールはおかめ寿司さんでした。
暑い中をたくさん歩いたので喉がカラカラ。美味しいお茶を頂いて、生き返る心地がしました。
今回巡ったのはピーナゴにとって日常的な場所ばかりだったのに、地元をよく知る老舗の方々に直に話を伺いながらの散策は、大変楽しい時間になりました。地元に密着した視点からの歴史なんて、なかなか聞ける機会ありませんからね。
また機会ありましたら芝百年会の公開講座に参加したいと思います。
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