東京入管近く、品川ふ頭の品川台場食堂で満腹ランチ

社食

この日、普段のランニングコースから外れて品川ふ頭に向かいました。海岸5丁目のあたりは品川ふ頭へ向かうトラックが通るだけで道行く人はなく閑散としています。すぐ近くにある東京出入国在留管理局(東京入管)の周辺だけは人だかりがあるものの、トラックが過ぎる音や巨大な窓のない工場や倉庫の建物が遮るために、その喧騒は一区画外れると届きません。歩道は広く信号も少ないので走るには気楽ですが、夜にここを走ろうとは思えない雰囲気です。とはいえ、近くに交番があるようで警官の姿をあちらこちらで見かけました。特段落書きが目立つようなこともなく、治安は十分に保たれてる様子。あと10年もすれば、きっとこの辺もマンションが立ち並ぶことでしょう。

東京港湾福利厚生協会のサイトで品川ふ頭に食堂があるのを見つけて、昼前に寄ってみることにしました。雨雲が近づいてきていて今にも降り出しそうな空です。

休憩中のトラックが長く止まっていて、遠くから外観が撮れませんでした。この一帯は、品川ふ頭に関係するトラックが道路脇にずっと停車しています。

品川台場食堂 店舗詳細

そんなお疲れの運転主さんらが集う憩いの場がこちら、広々とした駐車場完備の品川台場食堂(台場品川食堂)です。食堂の他、トイレ、喫煙所、公衆電話、畳敷きの休憩所が入っています。

品川台場食堂
住所:〒108-0075 東京都港区港南5丁目11−25
電話:03-3472-1338
営業時間:7時~14時
定休日:土曜日、日曜日、年末年始
客席数:74席

入り口は長めのスロープになっています。

自動ドアに駐車場利用の注意と営業時間の案内が貼られていました。

注文の流れ

エントランスを入って、内側にある自動ドアの前に、食堂の使い方が貼られています。こちらはセルフ方式の食堂です。

メニューを選んだら、券売機で支払いを済ませて席を取り、食後は返却口に食器を戻す流れです。先に座席を確保しないようにとの案内です。

メニュー

入り口すぐにメニューと食事の見本があり、その先に券売機が置かれていました。

今週のランチメニュー。ランチタイムは10時半から14時までです。

実物の食事見本が置かれています。

ランチの日替わり定食はだいだい650円です。

港区食べきり協力店

品川台場食堂は、食品ロスを防ぐための港区食べきり協力店登録制度登録店です。

  • 要望によりごはんの量を調節対応可能
  • 苦手食材を省くことが可能
  • おかず総菜を選べるメニューにして、食べられる量に調節可能
  • ステッカー・ポスター掲示による啓発
  • 無駄のない食材の発注
  •  余った食材をまかないに利用し、食品ロスの削減 

券売機

券売機です。支払いは現金のみ。日替わり定食のボタンは中程にあります。朝から営業しているだけあって、たくさんのメニューがありますねー。

ご飯の量を指定したい場合、25のご飯大盛り100円、もしくは、28のご飯少なめ0円の券を購入しましょう。

客席

陽が入って明るく、高い天井のおかげで広々としています。奥に見える食券受け渡し口と書かれているところが配膳カウンターです。その右には返却口があります。

上の写真で左側が広く開けてあって、通路になっています。途中に副菜が並びます。

突き当りに、箸やスプーン等のカトラリーが置いてあります。ひとまず箸だけ取って、先に進みました。

食券受け渡し場の手前に小皿がずらりと並んでいます。どれも一皿160円。バリエーションが豊富です。朝定食はここで2皿取ってご飯と味噌汁がついて450円。

配膳カウンターで係の人に食券を渡すと、ご飯とお味噌汁の乗ったトレーを受け取り、その先でメインのお皿が渡されました。時間が早かったこともあり、ほとんど待ち時間はありません。

カウンターを進んだ先の配膳台に唐辛子やドレッシング等の調味料があります。箸やスプーン等のカトラリーもここにいくつか置かれています。前に揃え損なったとしても、ここがあるから安心です。

各テーブルに調味料や紙ナプキンと爪楊枝、そして、台拭きが用意されています。

券売機近くに自動給水器があり、そこでお茶を汲んできました。

日替りA定食

この日の日替りA定食は、チキンカツ&ハンバーグです。

大きなチキンカツが目を引きますが、ハンバーグは肉団子と呼んでもよさげなおまけサイズでした。

チキンカツにソースを掛けて頂きます。おかずが豪華なので、とてもご飯が進みました。650円でこのボリュームはいいよねー。

品川台場遺跡

この施設の入口に、品川台場遺跡の説明パネルがありました。この施設を建設中に、幕末につくられた台場の遺構が見つかったそうです。

出土の石垣石

 第五台場は、平面がダイヤモンド形をなし、入り口を除く五辺に石垣と堤が構築されています。大砲は堤の上に設置され、堤に囲まれたくぼ地には、番士の休息所、火薬庫などの施設が、入口の正面には一文字堤が設けられ、休息所、一文字堤を囲むように石組をもつ下水溝が構築されています。
 ここに展示されている石垣石は、主に下水溝で使われていたものです。台場の外縁に構築された石垣に用いられている石垣石同様、下水溝の石組の石材も大半は安山岩です。下水溝は、構築当初の姿をよく留めています。

品川台場食堂入口の品川台場遺跡パネル

発掘調査の概要

 港湾労働者品川総合休憩所があるこの地は、嘉永7(1854)年(11月、安政に改元)、江戸幕府が外国船の江戸湾侵入を防ぐために、開場に構築した第五台場の一画に当たります。
 平成14(2012)年1月に、東京都埋蔵文化財センターが、品川台場(第五)遺跡の発掘調査を行いました。その結果、台場の内部に構築された下水溝、一文字堤、休息所の建物基礎や、台場を一周する堤の法面が、極めて良好な状態で発見されました。下水溝は石組によってつくられ、一文字堤や法面は、対岸から運び込まれたローム土を盛り上げて築かれていました。また建物基礎が、土台木、枕木、杭などによって構築されていることも分かりました。
 発掘調査は、建築工事によって止む無く撤去しなければならない部分のみを対象とし、その他の部分は、遺構等の残り具合を確認し、併せて記録に留めた後、遺構等が傷まないよう砂で覆い、現状保存が図られました。

品川台場食堂入口の品川台場遺跡パネル

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